「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年8月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

» 2024年08月06日 08時00分 公開
[TecPlus]

 今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10です。

国内MAツール顧客ドメイン数TOP10<2024年8月6日>(出典:TecPlus)

 もっともドメイン数が増加したのが、統合化されたマーケティング活動の実施が可能な「Salesforce Marketing Cloud」です。プラス98で5位になりました。これと入れ替わる形になったのが「Aodobe Experience Cloud」です。前月から減少傾向が続き、ランクを1つ下げました。

 その他、前回マイナス幅が大きかった3位のクラウドサーカス「BowNow」は、今回はプラス28と微増しました。

AIとMAの融合

 高度な予測分析やレコメン、パーソナライズ配信など、ありとあらゆる分野でAIとITツールは融合しています。

 デジタルトランスフォーメンションサービスを提供するIT’S SOLVEDは2024年7月、AIとMAの融合によるシナジー効果を発表しました。今回は、その一部を紹介します。


 AIとMAの両者を組み合わせると、マーケティング戦略は完全に変わります。AIをMAに導入することは、すでに効率的な機械にさらにパワーを与えるようなものです。AIはインテリジェンスや適応性、予測能力を加えることで、MAを向上させます。この強力な組み合わせにより、以下のような成果が得られます。

・優れたデータ分析: AIは大量のデータを分析し、人間が数週間かかるような洞察を迅速に発見する。これにより、ユーザーをより深く理解する必要がある

・予測モデリング: AIは過去のデータとトレンドを使用して、顧客が将来、何をするかを予測する。これにより、マーケティングで先を行くことができる

・動的なパーソナライズ: AIはユーザーの行動や好みに応じて、高度にカスタマイズされた体験をリアルタイムに変化できる

・継続的な学習: AIは相互作用に基づいてアルゴリズムを継続的に改良し、徐々にパフォーマンスを向上させる

出典:USE AI IN MARKETING AUTOMATION FOR FASTER & BETTER RESULTS(外部リンク/英語)

この連載について

 TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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