「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年7月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

» 2024年07月02日 05時00分 公開
[TecPlus]

 今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10です。

国内MAツール顧客ドメイン数TOP10<2024年7月2日>(出典:TecPlus)

 対前月比で順位の変動はありませんでしたが、6位の「Salesforce Marketing Cloud」がプラス271で、大きく増加しました。

 一方、3位のクラウドサーカス「BowNow」がマイナス101、7位の「SATORI」がマイナス97と後退しました。


 前回に続き、今回も、世界のGDPRの動向について紹介します。2024年3月、B2BデジタルマーケティングエージェンシーのStryve Digital Marketingが発表したGDPRに関する記事の一部を抜粋します。

次々と施行されるプライバシー法

 2024年のマーケティング業界は、のんびりドライブではなく、スピード感あふれる高速道路のようです。カナダ、米国、EUで次々と施行される新しいプライバシー法により、常にデジタルマーケターは最新情報を入手しておく必要があります。

  • 米国の州別プライバシー法:消費者の権利を強化し、企業に新たな義務を課す法律が11の州で制定され、州別プライバシー規制への大きなシフトが進行中
  • カナダのプライバシー法の見直し:ケベック州で新しい法律が施行され、連邦プライバシー法案の署名が期待されるなど、カナダでは大規模な変革が進行中で、規則の強化とグローバルなプライバシー基準への整合が図られている
  • EUのプライバシー規制の更新:EUはデータ保護のリーダーであり続け、オンラインマーケティングやデータ取り扱いに関する新たな規制を盛り込んだ法令を追加
  • 法改正がマーケティングに与える影響:マーケターは、コンテンツモデレーションの強化や透明性の確保、コンプライアンスに準拠したエンゲージメント戦略の策定など、進化するプライバシー環境に適応する必要がある
  • サードパーティークッキー廃止を知る:サードパーティークッキーの減少は、プライバシーとユーザー同意を重視した、ファーストパーティーデータ収集と代替ターゲティング戦略への移行を要求している
  • コンプライアンスの重要ポイント:マーケターは透明性を優先し、プライバシーポリシーを更新し、データ転送を保護し、データを責任を持って管理し、チームへのプライバシー研修に投資する必要がある
  • データ収集のクリエイティブな方法:ロイヤリティープログラム、アンケート、ソーシャルメディアのやりとり、コミュニティーの構築など、プライバシー法を順守しながら価値のあるファーストパーティーデータを収集するためのクリエイティブな戦略を採用

出典:Navigating the changing privacy laws in 2024(a roadmap for digital marketers)(外部リンク/英語)

この連載について

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