今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
対前月比で順位の変動はありませんでした。大半の製品のドメイン数が減少する中、5位の「Shopify」がプラス113、6位の「Makeshop」がプラス95と、顧客ドメイン数を大幅に増やしました。
世界のEC市場が急激に成長している背景には、アクセスが容易なスマートフォンの普及や新型コロナウイルス感染拡大の影響によるオンラインショッピングへのシフトがあげられます。
ECの市場規模において、中国と米国が世界的に高いシェアを誇っていることは言うまでもありませんが、今後、越境ECに本腰を入れる日本企業も増えると予想できます。今後数回に分けて、世界のEC市場に関するトピックスを掲載します。
今回は、PayU GPOが2024年3月に発表した“中欧・東欧のEコマース市場は、2024年に大変動の見込み”の一部を紹介します。
2024年にオンライン製品やサービスの販売が急増したことから、PayU GPOは、ルーマニアが間もなく中欧および東欧で2番目に大きなEC市場を持つ可能性があると推定しています。
マッキンゼーとスタティスタが報告したデータに加え、独自のデータに基づき、決済プロバイダーはEC市場の価値が2024年に約115億ユーロに達し、2023年に市場価値が130億米ドルだったチェコ共和国を追い抜く可能性があると予想していると述べました。
2023年、ルーマニアは中欧および東欧のeコマースでチェコ共和国とポーランドに次いで第3位にランクされ、推定市場規模は278億米ドルでした。
PayUの予測によると、Google PayやApple Payなどのデジタルウォレットによる保存済みカード決済は、15〜20%の着実な成長を維持する一方で、2024年度はオープンバンキングやインスタントペイメントのような口座間決済方法の利用が増加すると見込まれています。また、BNPL(Buy Now,Pay Later:後払い)やGoogle Playのアプリ「slice」のような分割払いがオンラインでの普及度を高めていくとのことです。
PayU GPOのルーマニアカントリーマネージャーであるElena Gheorghe(エレナ・ゲオルゲ)氏は、「2024年の成長予測は、店舗が自社のモバイルアプリケーションを通じ、オムニチャネル体験を提供するなどの側面を最適化することで支えらます。また、消費者に対してパーソナライズされた体験を確保し、迅速かつ適切な意思決定のため、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAI(人工知能)などの技術を統合することも重要です」と、述べています。
出典:E-commerce market in Central and Eastern Europe poised for shake-up in 2024(外部リンク/英語)
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