コロナ禍をきっかけに、企業の営業活動のデジタル化は大きく進展しました。一方で、さまざまな課題も浮き彫りになっています。アフターコロナを見据え、これからの営業はどうあるべきかを考えてみましょう。
2020年初頭から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は全世界で猛威をふるいました。この間、B2B企業の多くが、リモートワークやオンライン商談を取り入れて業務を継続しているのではないでしょうか。
COVID-19が多くの困難をもたらすものであったのは間違いありません。しかし、生産性の向上という課題を突きつけられながら旧態依然とした営業活動を変えられずにいた日本企業にとって、半ば強制的にタッチポイント(接点)がデジタル化したことは一つの恩恵と言えるでしょう。
とはいえ、そろそろアフターコロナを見据えてアナログとデジタルそれぞれの利点を見極め、自社の業種業界に合わせた最適なタッチポイントの形を再設計しなければならない時期に来ているとも感じます。
私はアナログ偏重でもデジタル偏重でもなく、それぞれの利点を理解した上で相互補完関係を目指す「ハイブリッド営業」を仕上げていくことが今後の鍵だと考えています。
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