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» 2021年09月28日 09時00分 公開

ハヤカワ五味氏×本田哲也氏 社員全員PRマインドを作る方法を語る世の中を動かす新しい6つの法則とは?

「最新版 戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」出版記念イベントから、著者である本田哲也氏とインフルエンサーとして知られるハヤカワ五味氏の対談のハイライトをお届けする。

[北川真央,ITmedia]
最新版戦略PR書影 「最新版 戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 PRストラテジストの本田哲也氏の著書「最新版 戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が2021年8月に出版された。好評を博した旧版から4年、オリンピックやコロナ禍を経て世の中が目まぐるしく変化している中で「情報を社会に増幅させる企て」の在り方はどう変わったのか。新板では国内外の8つの事例を新たに加筆して、普遍的な6つのルールをより説得力のある形で示している。

 本稿では、この本の出版を記念して2021年9月13日に実施した対談イベントの内容をお届けする。今回、本田氏の対談相手になったのは実業家でインフルエンサーとしても知られるウツワ代表取締役社長のハヤカワ五味氏だ。

6つのルールとは何か

 同書は日本独特の文化の表現も織り交ぜながら、次の6つのルールを提唱している。

  1. 「おおやけ」の要素 ――「社会性」の担保
  2. 「ばったり」の要素 ――「偶然性」の演出
  3. 「おすみつき」の要素 ――「信頼性」の確保
  4. 「そもそも」の要素 ――「普遍性」の視座
  5. 「しみじみ」の要素 ――「当事者性」の醸成
  6. 「かけてとく」の要素 ――「機知性」の発揮 
ハヤカワ五味氏 ハヤカワ五味氏

 ハヤカワ氏は6つのルールの中で今最も重要なのは2の「ばったり」の要素ではないかと話す。つまり、コンテンツが演出する偶発的な「セレンディピティ」だ。これまでさまざまな商品開発に携わってきたハヤカワ氏は、SNSなどを通して広告嫌悪の風潮が強まっていることを感じている。消費者はますます賢くなり、ブランドコミュニケーションの中に潜む「広告」の意図に敏感になっている。しかもそうした情報は飽和しており、皆が声を大にして叫ぶほど、互いにノイズとなってかき消され、消費者の耳に入らなくなっている。「いかにすてきな出会い方をするのかは非常に重要」とハヤカワ氏は語る。

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