結果の出ないWebサイトをリニューアルする前にまずやるべきこと今日から始めるWebサイト育成 第1回(1/2 ページ)

「Webサイト育成」についての連載です。

» 2019年06月26日 08時00分 公開
[谷脇 しのぶヘノブファクトリー]

 Webサイトを運営しているものの集客や売り上げが思ったように上がらず「何をどうすれば効果が出るのか、見当もつかない」という、漠然とした不安を感じられている人も多いと思います。

 そんなとき、大幅なリニューアルを検討することになりがちですが、ちょっと待ってください。これまでやってきたことをただ全否定してやみくもにリニューアルすることで、本当に望むような効果を導き出すことができるでしょうか。

まずは弱点を知ることから始める

 Webサイトやブログの目的は、情報やコンテンツの発信と共有、商品の販売、アフィリエイトなど、実にさまざまです。また、その目的を達成するための手段も多岐にわたっていて、成功への道筋は必ずしも1つではありません。

 だからこそ、Webサイトで思うように結果が出ない場合、大掛かりな施策を実行する前に、まずは目的に立ち返って、諸問題を引き起こしている原因をとことん追究する必要があると思っています。

 問題と原因を知らずしていきなりリニューアルに着手することは、せっかく工数と予算をかけたのにもっと効果が悪くなる可能性があるだけでなく、従来までに築いたブランド力やファンさえも失いかねない危険なギャンブルとなってしまう可能性もあります。一方、現状のWebサイトの問題や弱点を発見し、目的にあった最適なデザインやユーザーインタフェース、コンテンツとなるように、問題箇所を個別に改善するサイクルと繰り返す「Webサイト育成」ならば、リニューアルより着実かつ大きな効果を期待できることをぜひ覚えておいてください。

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