試される「愛され力」、数字で見えた日本ブランドの現在週刊「調査のチカラ」

日本における2017年の「顧客満足」はどうなっているのか。調査データから探ります。

» 2017年07月08日 11時00分 公開
[やまもとはるみITmedia マーケティング]

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 SMAPの解散から半年が過ぎました。国民的アイドルグループの存在感はこれから先も長く人々の記憶に残っていくに違いありませんが、10年、20年のうちにはSMAPを知らない世代も増えてくるでしょう。栄枯盛衰は世の習い。時の流れには誰も逆らません。人も企業もブランドも、もともと特別なオンリーワンではありますが、有限な時間の中で堂々とナンバーワンを狙っていくのも、悪いことではありません。というわけで今回も、9万件超の調査データをストックするまとめサイト「調査のチカラ」から、気になるトピックスを紹介します。

最も多くの人に届く&お金を引き出すコンテンツは?

 博報堂DYメディアパートナーズと博報堂の共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」は、毎年実施している全国調査「コンテンツファン消費行動調査」2017年版の結果を基に、全11カテゴリー832コンテンツに関する「リーチ力・支出喚起力ランキング」を算出しました。これらはコンテンツビジネスラボが開発した独自指標で、リーチ力とはそのコンテンツが1年間に到達できる人数を、支出喚起力とはコアファンによる年間の関連市場規模を指します。順位は以下の通りです。

 リーチ力では映画の人気を反映して『君の名は。』が1位となりましたが、全体を見渡すとジャニーズ事務所の層の厚さとファンの熱心さがうかがえます。

帝国ホテルは9年連続、リンガーハットは初――顧客満足1位獲得企業

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