デジタルサイネージが発する音波をスマートフォンでキャッチし、Webサイトなどにアクセスさせる新サービスを開発し、O2Oサービスの需要に応える。
ヤマハとシアーズは11月1日、新サービスの共同開発に向け、業務提携に合意したと発表した。ヤマハの音響通信技術「INFOSOUND」とシアーズのデジタルサイネージを連携させ、スマートフォン向けのサービスを開発する。
INFOSOUNDは音波を使った新しい情報伝送技術。スピーカーが発する音波をスマートフォンのマイクが受信し、アプリケーションがサーバにアクセスして、ユニークなURLを受け取る仕組み。このユニークなURLを利用して「Webからクーポンを受け取る」「ECサイトにアクセスする」などのサービスを開発することができる。INFOSOUNDには、「すでに広く普及している音響機器を利用することができる」「伝達エリアの制御がしやすい」などのメリットがある。INFOSOUNDを活用したシステムは、メルセデスベンツが東京モーターショー2011の自社ブースで採用した。また、中国放送はTV番組内で、視聴者向けのクイズやアンケート用に同システムを採用した実績がある。
両社は2013年1月に新サービスをリリースする予定。
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