秋の気配をスマホで切り取ってシェアしてみたくなるこの季節。リア充な人もそうでない人も注目の調査レポートを厳選して紹介します。
読書の秋か、スポーツの秋か。あるいは動画の秋なんていかがでしょう。書を捨てよ、スマホ片手に外に出よう(書は捨てなくていいですが)。今週も調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、インサイトに満ちた、気になるデータをお届けします。
スポーツの秋です。笹川スポーツ財団は、18歳以上の男女3000人を対象に「スポーツライフに関する調査」を実施しました。その中で「高齢者を含む成人の散歩・ウオーキングの実施状況」について、1996年から2016年までの過去20年間の推移を分析しています。それによると2016年、週1回以上散歩・ウオーキングをしている人の割合は32.5%、推計人口は3376万人でした。1996年の実施率が13.6%、推計人口1306万人であったことから、この20年でウオーキングが私たちの生活に浸透していることが分かります。年代別では60歳代以上の実施率が他の年代よりも高くなっているようです。健康第一。スマホ片手に小さい秋を見つけに散歩に出掛けてみるのも悪くないのではないでしょうか(でも、歩きスマホはダメ絶対)。
木々の葉が色付くこの時季、澄み切った空とのコントラストで、いつもの風景が意外な美しさを見せることがあります。スマホを取り出してカメラアプリを起動し、「インスタ映え」を工夫してみるのも楽しいものです。どんなフィルターを使うとリア充っぽいか、動画と画像(静止画)のどちらが多く「いいね!」が付くか……。ビッグデータを活用したWebサービスを手掛けるhashoutは、Instagramに投稿された250万件の投稿を対象に、動画と画像投稿の平均エンゲージメント数を調査しました。2017年8月1日〜9月15日までの投稿データをランダム抽出して分析した調査結果によると、投稿1件当たりの平均で、動画の「いいね!」数は306、コメント数は5.8、予測インプレッション数(※)は3万900でした。一方、画像の「いいね!」数は104、コメント数は2.5、予測インプレッション数は4791。動画のエンゲージメントの高さがうかがえます。毎年叫ばれ続けながら結局いつ来たのかよく分からない「動画元年」でしたが、気が付けば動画は既にキラーコンテンツとしてのポジションを確立しつつあるようです。
※取得したデータと投稿者のフォロワー数を基にhashoutが独自に算出。
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