アライドアーキテクツ、ユーザーの料理写真を活用したSNS広告サービスを提供「SnapDish」と共同で

アライドアーキテクツとヴァズは、ヴァズが運営する料理写真投稿専用アプリ「SnapDish」を軸に、ユーザーの料理写真やレシピなどのコンテンツを広告に活用するサービスを提供開始した。

» 2017年04月24日 05時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 アライドアーキテクツは2017年4月21日、同社のSNS広告運用専門チーム「AD Business Unit」(以下、ADU)が料理写真投稿専用アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」を運営するヴァズと共同で、ユーザーが作る料理写真やレシピなどのコンテンツを広告に活用するパッケージサービスを提供開始したと発表した。

 SnapDishでは料理写真または写真とレシピをセットで投稿してユーザー間でコミュニケーションを図ることが可能で、写真の投稿数は2011年のサービス開始以来1500万以上に上る。また、調味料メーカーや飲料メーカーなど多数の企業がアプリ上に公式アカウントを開設し、料理に関心の高いユーザーを対象とした商品モニターキャンペーンを多数手掛けている。2016年9月にアライドアーキテクツはヴァズに出資している(関連記事)。

 ADUでは近年、SNSに投稿された写真や動画をUGC(ユーザー生成コンテンツ)としてSNS広告に活用するサービスを積極的に提供している。今回、SnapDishと連携することで、料理に関連するUGCの収集から選定、活用までワンストップで支援する。

サービスの全体像《クリックで拡大》

 具体的にはまず「SnapDish」で商品モニターキャンペーンを実施し、応募ユーザーから広告利用に関する許諾を得た上で料理写真を収集する。その後、ADUがこれらの写真の中からSNSのフィードになじむ最適なコンテンツを選定して広告写真や動画を制作。「Facebook」や「Instagram」「LINE」において商品のターゲット層へ配信する。

 ユーザーが自らの手で投稿したコンテンツを広告のランディングページ(LP)として活用できるため、ターゲット層に向けて自然な形で商品情報を訴求できるのが特徴。また、SNSのフィード(タイムライン)を通じて同じユーザーに繰り返し広告で接触することができるため、より戦略的にターゲット層の購買意欲を高め、ブランドリフトに影響を与えることが可能だ。

 導入価格は最低500万円から(広告実費を含む)で、プロモーション規模によって変動するという。

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