第2回 部門横断型ビッグデータ活用チームの作り方――チームに必要なメンバーの4タイプ【連載】なぜ進まない? ビッグデータ活用(1/3 ページ)

ビッグデータ活用に向けた取り組みを始めるには、どのようなメンバーでいかに取り組んでいくかという「取り組み方と役割分担」について、しっかり考える必要がある。今回は、部門を横断したチーム作りのポイントをお伝えする。

» 2014年07月15日 08時00分 公開
[岡野 遵(おかの じゅん),アイ・エム・ジェイ Marketing & Technology Labs]

「まずは試す」の次に大事なのは「チーム作り」

 「第1回 現場を知るコンサルタントが伝授する、『データドリブンマーケティング実現のための4つのステップ』」では、「データドリブンマーケティング実現のための4つのステップ」のうち、1つ目として「まずは試す」が重要だとお伝えした。その目的は、活用イメージや効果を明確にして「社内理解とトップのコミットメントを得ること」にあるが、この「トップのコミットメントを得ること」は、その後の「チーム作り」にも大きく影響する。

 今回はこの「チーム作り」の重要性について説明する。ビッグデータ活用において、社内でプロジェクトチームが確立されていないケースはその大半が失敗する。「チーム作り」は成功に向けたキーファクターである。

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