Social@Ogilvy EMEA社長 Marshall Manson氏とO&M LondonのソーシャルメディアディレクターJames Whatley氏が、ソーシャルメディアの2014年まとめと2015年の予測に関するレポートを紹介している。今回はここから2015年にマーケターが備えるべき点を考察してみたい。
「リアルタイム・マーケティング」の時代においては、マーケターはこれまでのマーケティング概念を打ち捨て、今この瞬間を生きることを学ばなくてはならない。最先端のキャンペーンを参考にしながら、リアルタイム・マーケティングの特徴を探る。
消費者が新しいテクノロジーや、チャネル、デバイスを取り入れるスピードと、企業がそのスピードに追いつき、それらを自社のサービスに適応する時間には大きなギャップがある。現在、消費者と企業の間には、いわゆる、Digital Disconnect(デジタル・ディスコネクト)が起きている。
ウェアラブル・デバイスは、今後大きなシェアを占めてくるであろう。言い換えると、当面のデジタルトレンドの主流は、スマートフォンとBluetoothを介して接続されるウェアラブルデバイスだということだ。今回はこのウェアラブル・デバイスについて考察する。
コンテンツ(=メッセージ)そのものがメディア化する時代がすぐそこまで来ている。その時代でイニシアティブを握るのは、コンテンツを核としたマーケティング、すなわち、「コンテンツマーケティング」だ。
マーケティング活動ROI最大化のためには、ソーシャルメディアの活用が必須である。これまでこの連載を通じて、ブランドに対するサイレントマジョリティの声の活性化が現代のマーケターにとっては必須のミッションとなっていることを訴えてきた。今回は、そんなマーケターにとっての新しい“支援ツール”となるであろう「Video Ads」(Facebook)を紹介したい。デジタルマーケティングの世界におけるソーシャルメディア+動画広告の波は、これからさらに活発化するだろう。
これまで、マーケティング活動のROIを最大化のための「サイレントマジョリティの活性化」や「Social CRM」について述べてきた。今回は、より効果的で効率的なマーケティング活動の重要な要素であるリアルタイム・マーケティングについて考察する。
これまで2回に渡り、ソーシャルメディアのマーケティング活用をSocial CRMという観点から考察してきた。今回はそんなSocial CRMの実際の先進事例をいくつか紹介する。キーワードは「カスタマー・エンゲージメント」である。
従来のCRMは需要予測モデルであるのに対し、Social CRMはニーズ喚起モデルである。Social CRMについては前回のコラムにて紹介したので、詳しくはそちらをご参照いただきたい。今回は続編として、Social CRMに課された重要な目的の1つ「お客さまのネットワーク価値の最大化」について考察する。
既存顧客のデータとソーシャルメディアで蓄積されるパブリックデータの2つのデータを組み合わせ、誰が、どんなニーズを持っているかをリアルタイムかつ定量的に理解する――。Social CRMが可能にした新しいマーケティングの可能性を解説する。
デジタルメディアの活用はマーケティング戦略にどのような影響を及ぼしているのだろうか? 例えば、Facebookでの「いいね!」や「ファン」「シェア」の獲得は、売り上げにどのような貢献をしているのだろうか?
口コミは認知獲得における費用対効果を倍増させるだけでなく、ブランドへの親近感醸成という点で費用対効果を飛躍に伸ばす。オグルヴィ・アンド・メイザー「2013年度グローバル口コミ調査」から口コミの効果を読み解く。
前編ではカンヌライオンズの受賞作品を参考に、現在の広告の特徴を「芸術性」「アイディア創出力」というキーワードで整理した。後編では、「メディア特性の最大化」という観点から、広告のあり方を考える。
連載10回目となる今回は、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルの受賞作品を検証し、受賞理由やトレンド、そして今後の広告の在り方について考察してみたい。
ソーシャルメディアを活用したマーケティングの成功を加速するには、どのような点に注意すべきなのだろうか。戦術的な視点で検討する。
ソーシャルメディアに秘められた拡散性を最大限に引き出し、セールスにつなげるには、ソーシャルで話題になりそうなメッセージを展開するのではなく、ブランドが取り組む社会の課題や問題をどう改善していくのか、そうした普遍の真理を軸としたキャンペーンメッセージを打ち出す必要がある。それが実現できた場合のみ、ブランドのメッセージはソーシャルで拡散され、セールスを後押しするコミュニケーションが展開されるのだ。
今回はソーシャルメディアの拡散性を活かしたコミュニケーションを考察する。また、モバイルというコミュニケーションジャンルをさらに進化させる新たなコミュニケーションデバイス「ウェアラブル」についても少し触れる。
今回はビッグデータのマーケティング・イノベーションについて掘り下げ、ビックデータからビジネスチャンスをつかみ取るためには、どんな点に気を付け、何をすべきなのか見解を示したい。
9つのキャンペーンを例にとりながら、各ブランドがソーシャルメディアにどのような役割を担わせ、どのような仕掛けを埋め込み、一体何を成し遂げたのかをご紹介する。
金融業界ではいま、次世代の決済インターフェイスとして、“スマホを介したコンタクトレス決済”への移行実験を始めている。今回は、オーストラリアのCommonwealth Bankが開発したソーシャルバンキングサービス「Kaching」を紹介する。
アメリカン・エキスプレスが展開した小規模店舗支援プログラム「スモールビジネス・サタデー」の成功は、さまざまなデジタルマーケティング施策の展開と並行して、政治家や地方自治体への地道なロビー活動を地道に行ったことにある。キャンペーンに実態を持たせ、消費者に「自分ごと」と思ってもらうには?
金融業界はさまざまな法規制からデジタルとソーシャルの活用が遅れていると思われてきた。しかし、海外では積極的なデジタルイノベーションが起こり、日本でも、モバイルバンクの「じぶん銀行」が口座数140万件を獲得するなど徐々にその広がりを見せている。金融業界におけるデジタルとソーシャルのマーケティングイノベーションを考察する。