今回は、リードナーチャリング施策の「振り返り方」を取り上げます。日本では、まだまだ取り組み事例が少ないリードナーチャリング。それゆえに、「振り返り方」も一般的に浸透しているとは言えません。リスティング広告やバナー広告などの「CPA重視型施策」とは違い、リードナーチャリングならではの振り返り方が存在します。
「売れるしくみ」とは、受注に至るまでに顧客に対する共感や納得感/信頼感を高めていくことを重視する「農耕型マーケティング」の考え方のことなのである。
展示会への出展を瞬間風速的ではなく、中長期的なスパンで「(顧客を)育てる/自社製品に徐々に振り向いてもらう」機会と捉え直すことができれば、その場で接点を持ちえた全ての名刺情報が「資産=未来の顧客」となり得るはずだ。
企業サイト訪問のうち、コンテンツに満足しているのは半数だけ――。もし、その訪問者が購買検討プロセスにあるとしたら、ビジネスチャンスの喪失につながりかねない。ユーザーの「タスクフローの整理」から始める企業サイトの「ユーザー中心コンテンツ設計」の勧め。アンケートが明らかにする顧客のキモチ、続編。
「過去に営業に来られた」だけでは製品選定の候補に挙げない、と回答する企業が多い一方、「情報収集、課題形成において参考になった業者/企業」を(製品選定の)候補として挙げる企業は3分の1以上もいる――。アンケートが明らかにする顧客のキモチ。
見込み客の検討プロセスを後押しし、その検討度合いを把握し、しかるべきタイミングで営業コミュニケーションにつなげる――。BtoBビジネスを行う企業において、マーケティング部門の任務は、営業部門がその先の見込み客と「お互いが出会えて嬉しい状態」をセッティングすることにある。その方法とは?