前回に続き、「モバイル広告大賞」の審査員を務めるデジタルハリウッド大学 学長/工学博士・杉山知之氏と、「モバイル広告大賞」を主催するD2Cの宝珠山卓志社長の対談をお送りする。モバイル時代に求められるデジタル・マーケティングの人材像とは?
今回から2回に渡って、「モバイル広告大賞」の審査員を務めるデジタルハリウッド大学 学長/工学博士・杉山知之氏と、「モバイル広告大賞」を主催するD2C 社長 宝珠山卓志氏の対談をお送りする。日本のマーケティングはこの10年でどのように変わってきたのか。
第12回「モバイル広告大賞」でグランプリを獲得したドミノ・ピザ ジャパンの「Domino’s App feat.初音ミク」は、その後、7月から9月にかけて第2弾も実施され、新たなボカロ曲を生み出した。クルーと呼ばれるアルバイトを巻き込んだ文化祭のようなキャンペーン。ビジネスありきではない企業姿勢が、最大の成功要因と言える。
「モバイル広告大賞」マーケティング部門 グッドキャンペーンを受賞したソニーマーケティングの「Headphone Music Festival」。スマートフォンとAR技術を組み合わせたヴァーチャルARライブで、ヘッドフォンの拡販をプロモーションした。ポイントは「どうやってユーザーに体験してもらうか」であった。
良品計画の「MUJI HOME MADE」は、旗艦店舗に手作りお菓子の家キット「へクセンハウス」のジオラマを設置。訪れた人の投稿が自然とバズ効果を生み出すとともに、ジオラマに設置したカメラからの映像を24時間Web配信し、大きなブランディング効果を生み出した。
「モバイル広告大賞」マーケティング部門 ベストイフェクティブネス賞を受賞した日本コカ・コーラの「Share a Coke and a Song」キャンペーンは、ボトル(Offline)⇒キャンペーンサイト(Online)⇒店舗(Offline)という導線設計を組み込んだ秀逸なキャンペーンだった。