TwitterやFacebook経由でニュースを閲覧することが増えてきました。中には、それだけで情報消費が完結してしまい、わざわざニュースサイトを見に行かないという人もいるかもしれません。「ニュースを共有(シェア)する」ということは、単純にソーシャルメディア上でその話題に触れるということだけではありません。最終回は、ニュースにおける「共有」の意義について考えてみたいと思います。
何かが起きた時、その発生の一報がソーシャル発であるといったことが増えてきました。「○○駅で何か事件があったらしい」や「豪雨で大変なことになっている」など、写真付きで投稿されるツイート。これらのツイートは「ニュース」なのでしょうか。
今年1月から11月末までに、ヤフー・ジャパンのトップページに掲出されたトピックスの数は、2万1679本ありました。今回はこのデータから「トップ掲出回数の多いトピックスランキング」を作成し、今年を振り返ってみたいと思います。
2011年3月11日午後――。東日本大震災発生後、ヤフー・トピックスはどのように動いたのか。災害発生時におけるニュースサイトの役割を考える。
ヤフー・トピックスの見出しを巡る考えを紹介する。読者をがっかりさせないことが見出し作成のポイントである。短期的なアクセス増加につながりやすい「釣り見出し」は、長期的にみると、メディアにとってマイナスに作用する危険な飛び道具だと言える。
「読まれないけれど、価値の高いと思われるニュース」をどう伝えるか――。新聞記者や放送記者など元マスコミ関係者を中心とした約20人で構成される編集部の創意工夫が、あの「ヤフー・トピックス」を作り上げている。