最終回は組織論を中心に述べる。分析主導型のマーケティング組織について、ビジョンを持ち、組織として行きたいところはどこかを決め、企業文化、組織構成、スキルなど、そこに行くために継続して何をするかを徹底的に考えることが必須である。
マーケティング最適化は、マーケティングにおけるキャンペーン管理/自動化の成熟度の最高位に位置付けられる。マーケティング最適化を導入しているマーケティング組織の事例を見ながら、複数のキャンペーンを実施する場合の見込み顧客の最適化を例に、マーケティング最適化の効果を考える。
「Webサイトから生成されるデータ」と「その他の顧客接点から生成されたデータ」を組み合わせて分析することで、Who、Whyの解明が実現する。ポイントは、顧客体験を分析視点の中心に据えること。これまで見えなかった顧客の動きが明らかになる。
ビッグデータがマーケティング分野に及ぼす影響を、先行事例をもとに解説。例えば、クーポンの償還率が10%から25%に改善されたり、顧客の行動データを分析する時間が11時間から11秒に短縮されたり。ビッグデータの分析によって、マーケティング分野にイノベーションをもたらすことが証明されている。では、そのような能力を持つ企業とは?
ソーシャルメディア上のデータを分析して、失業率増加のタイミングを予測する国連。企業は膨大な会話データをブランディングに活用する。いまやソーシャルメディアは分析対象の宝庫である。SAS Institute Japan マーケティング本部長 北川裕康氏が最新事例を交えてソーシャルメディア分析の最前線を紹介する。
予測・発見型のデータマイニングをマーケティングに活用するにはどうすればいいのだろうか? SAS Institute Japan マーケティング本部長 北川裕康氏が、実例と自身の体験をもとにマーケティングに活用できるデータマイニングの基礎を解説する。