スマートフォン広告にはさまざまなアドフォーマットが存在する。最もベーシックなのは「320×50のバナー」だが、最近ではレクタングルやページ遷移の間に表示されるインタースティシャルなども増加の兆しを見せている。さらにHTML5を活用したリッチなクリエイティブや高解像度画像を利用したフォーマットも人気だ。
スマートフォン広告において“高い成果が期待できる広告手法”とはどんな手法なのだろうか? このような問いがよくなされるが、しかし、実はこの問い自体が間違っている。高い成果を出せる広告手法は、案件ごとに「成果」をきちんと定義することで変わるのである。
スマートフォンに対応したマーケティング施策はOSの違いによってもそれぞれ異なる特徴を持つ。今回はOS別のユーザー傾向の違いを明らかにしながら、各OS別のランキングロジックを分析する。対象はiOSとAndroidである。
第1回では、アプリ/ブラウザによるスマートフォンマーケティング施策の違いを「サービスプラットフォーム」「広告掲載先の媒体」という2つ観点から検討する。アプリとブラウザではそもそも集客手法に違いがある。