連載の最後となる今回は、個人向けの名刺管理アプリがビジネスネットワーキングツールとして機能すること、同ツール群が営業の強化につながることを解説したいと思います。
BtoCだけではなく、BtoBのマーケティングにおいても“個”の視点に立つことで、効率的に“個客”を開拓していく取り組みが求められます。そんなロングテール化の時代に最適なアプローチとは?
今回は、名刺管理サービスとSFA/CRMの「見える化」の違いを検討します。名刺管理サービスは、「顧客接点の見える化」による「案件の創出機能」を持ったツールですが、SFA/CRMは、「営業の見える化」は「受注決定率を向上させるため」のツールです。両者の役割は明確に異なります。
部署や拠点を超えて名刺を共有することで営業/マーケティングを強化する事例や概念をご紹介します。人脈、言い換えれば、全社的な顧客接点を一元的に共有する仕組みを構築することで、クロスセル/アップセルに戦略的に取り組むことができるのです。
今回は、名刺データベースを通して可視化された未案件化/未受注の顧客に対するアプローチ手法をご紹介します。ポイントは「タイミング」「コンテンツ」「差出人」の3つです。
多くのBtoBマーケターが見落としがちなことの1つに名刺管理があります。BtoBマーケティングはリードを獲得することに始まり、確度の高いリードは営業にパスしつつ、確度の低いリードに対してはメールやコンテンツを発信しながら育成する、というステップを踏みます。しかし、このプロセスを辿ることに注力し過ぎると、見落しまうことがあります。“営業名刺”こそ隠れたホットリードだという点です。