いまや、わたしたちのポケットには全世界の情報が集まっています。テクノロジーがそんな奇跡を実現しました。しかし、テクノロジーそのものに意味はないということも改めて強調しておかなくてはいけないでしょう。マーケターにとって、むしろ重要なのは、テクノロジーがわたしたちの振る舞いにどんな影響を及ぼしたか(あるいは及ぼすのか)ということなのです。
「マーケティング立国ニッポンへ」(日経BP社)では日本企業におけるマーケティングの構造的課題として5つのポイントが指摘されているが、実際には「日本企業の5つの構造的課題」と捉えた方が、問題の本質に迫りやすいと思う。