モバイル向け広告プラットフォーム「Moloco Ads」を提供するMolocoは、2024年2月に「Moloco認定代理店プログラム」をグローバルで開始した。この施策は日本で先行して始まったもので、セプテーニやサイバーエージェント、グリーアドバタイジング、CyberZなど、国内の主要なデジタル広告代理店が名を連ねる。広告運用代行を長く手掛けてきた業界リーダーが注目する、Molocoの魅力とは?
機械学習で広告配信を最適化 LTVが高いユーザーを獲得
Molocoの強みはAI技術だ。主要サービスのMoloco Adsは、独自の機械学習システムと20種類以上のディープラーニングモデルを活用して、配信対象者の行動データを基に広告配信を最適化する。例えばショッピングアプリなら実際に購入までつながるなど、LTV(顧客生涯価値)が高いユーザーをマッチングできる点も大きな強みといえる。
Molocoの日本事業責任者である豊福直紀氏(Country Lead, Japan)は「機械学習による配信の最適化とデータの透明性については、施策の効果アップや検証に役立つと、クライアントや代理店から高い評価をいただいています」と語る。Moloco Adsは190カ国以上に配信可能で、グローバル展開を目指すニーズにも対応できる。
費用対効果が1.5倍 機械学習による配信の最適化で高いパフォーマンスを実現
モバイルアプリの広告主は一般的にゲーム会社が大多数を占めるが、Moloco Adsの場合、特に日本市場においてはECや人材サービスなど非ゲームの広告主も出稿を拡大しているという。
EC系の広告配信で豊富な実績を持つのが、Moloco認定代理店のセプテーニだ。2000年から広告代理事業を手掛ける同社は、デジタルを軸にした統合マーケティングを強みとして、認知獲得からCRMまでワンストップで支援する。同社で広告配信プラットフォームの選定や運用を担うエキスパートたちは、Molocoの機械学習の精度を高く評価している。
Moloco Adsの第一印象について「オープンインターネットのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)の中で『これは期待が持てるな』と直感した」と語るSepteni Japanの甲斐拓人氏(統合マーケティング本部メディア戦略推進部部長)はその理由をこう説明する。「CPI(Cost Per Install)やROAS(広告費用対効果)において、高いパフォーマンスが得られています。特にROASは、プロモーション全体で平均の1.5倍に達することもあるほどです」
iOSアプリの広告で高い成果を出している点も特徴だ。日本のiOSシェアの高さを考えると、この点は国内の広告主にとって大きな魅力となる。パフォーマンス、管理画面の使いやすさ、アップデート頻度、スピード感など、Molocoには数々の優れた部分があると甲斐氏は評価する。
「Molocoのアップデートは圧倒的に速いので、次の一手が打ちやすい。Molocoには、アドフラウド(広告不正)の対策も含めて、高い技術力があると感じています」(甲斐氏)
頻繁なアップデートに翻弄されないよう、運用支援も行き届いている。Septeni JapanのMoloco運用の専任担当者である串崎朱純氏(統合マーケティング本部メディア戦略推進部ディレクター)は、「管理画面が使いやすく、マニュアルも分かりやすいです」と、もともとの使いやすさとMolocoのサポート体制によって、業務を円滑に遂行できていると話す。
認定代理店とともにさらなる成長を目指す
Molocoはエンジニアが従業員の半数を占めるほどの技術主導型ベンダーだが、市場で価値を示すノウハウの不足に課題を感じていた。そこで強化を図ったのがパートナー戦略だ。日本ではデジタル広告の世界でも広告代理店の存在感が大きい。広告主の課題を熟知して伴走する広告代理店にMolocoの強みを知ってもらうことが市場拡大の近道だと考え、2023年に日本法人独自の認定代理店プログラムを発足した。冒頭に述べた通り、その仕組みは今世界に広がっている。
認定代理店には、リソース面や提案時の支援をMolocoから受けたり、プロダクトのアップデート情報を先行利用したりできるさまざまな優遇制度がある。「トレーニングが受けられること、特に若手社員でも教育の機会が得られることは認定代理店のメリット」だと甲斐氏は言い添える。
「Molocoを利用したことがない企業が多いからこそ、好機があります。認定代理店として導入拡大に貢献し、Molocoとともに成長していきたいです」(甲斐氏)
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提供:Moloco合同会社、Septeni Japan株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia マーケティング編集部/掲載内容有効期限:2024年9月30日