神田昌典氏特別寄稿他、ITmedia マーケティングで2016年に最も読まれた連載は?:年間記事ランキング2016 【連載編】(1/2 ページ)
「テクノロジーがマーケティングを進化させる」を合言葉にマーケ×ITの最新潮流を伝えるITmedia マーケティング。2016年に読者はどんな記事に注目したのか、ランキング形式で振り返ります。まずは連載編から。
ITmedia マーケティング年間ランキング(連載編)
- 神田昌典「企業戦略としてのマーケティングオートメーション」
- 小川 卓「小川 卓の『高速PDCA』入門」
- 山口義宏「B2B営業を成果につなぐブランド戦略」
- 小川和也「オムニチャネルマーケティングに挑む」
- 西山明紀、井上茂樹、中野伸飛、福田裕也「アドテク業界の『どうなってるの?』に答える(2016年版)」
- 原水真一「コンテクストマーケティング序論」
- 鶴田 啓太郎「オムニチャネル時代のコミュニケーションの『ツボ』」
- 酒井英典「サイバーエージェント流動画広告入門」
- 成田幸久、實川節朗「コンテンツマーケティングの“HARD THINGS”に立ち向かう」
- 永井俊輔「“0円”から始めるマーケティングオートメーション」
ランキング集計方法
2016年1〜12月に掲載したITmedia マーケティングの記事のうち連載企画について、同期間中のページビューを集計し、平均値を算出。上位10企画をピックアップしました。
集計の結果、最も安定的かつ多く読まれた連載は神田昌典氏による特別寄稿「企業戦略としてのマーケティングオートメーション」でした。『不変のマーケティング』や『ストーリー思考』などのロングセラーを数多く生み出し、「マインドマップ」や「フォトリーディング」など、ビジネスの生産性を高める先駆的な手法を日本に紹介してきた神田昌典氏。『GQ JAPAN』(2007年11月号)で「日本のトップマーケター」に選出されるなど、マーケティングの領域では長きにわたって強い影響力を持つ存在です。そんな神田氏がマーケティングオートメーションに着目し、単なる施策の効率化を超えたビジネス革新ツールとしての可能性に言及した異色の企画。初回「神田昌典が語る『マーケティングオートメーション』の先に見えるビジネスの革新」は年間の全記事を通じて2位を記録しました。
2位にランクインしたのは、「小川 卓の「高速PDCA」入門」でした。著名なWebアナリストである小川 卓氏が、組織の中で円滑にPDCAを回すための具体的な取り組みを紹介しています。最もよく読まれたのが第2回「『できない理由』をつぶして高速PDCAを実現するための具体的な取り組み」。改善案を考えても実行されない、あるいは実行した施策の振り返りがされないなど、組織の中でありがちな課題とその解決方法を具体的に解き明かしています。
3位は、ブランド戦略を専門とするコンサルタントの山口義宏氏の「B2B営業を成果につなぐブランド戦略」。B2B企業にとって縁遠いものと見られがちなブランドの価値を分かりやすいフレームワークで解き明かす企画です。第2回「ユニクロに学ぶ、セールス施策とブランディング施策の違い」では、“刈り取り”と“耕し”の施策をどう回していくのかを具体的に解説し、広く読まれました。
4位は、デジタルマーケティングディレクターとしてオムニチャネルの領域に造詣の深い小川和也氏の対談連載「O2Oマーケティングに挑む」です。2014年から続く長寿企画ですが、先進企業のマーケターの本音が垣間見えると好評です。「イオンのデジタル戦略は『個店』重視、ブログ研究から着想――イオンリテール(前編)」では、本社集中の統合管理よりも個々の店舗による情報発信を重視するイオンリテールにその理由を聞いています。
5位は、2016年の年頭に短期集中で掲載した「アドテク業界の『どうなってるの?』に答える(2016年版)」です。デジタル広告の領域では最新のテクノロジーによる施策の効率化をうたい、さまざまな広告商品が誕生しています。しかし、導入企業の立場からは、広告会社のセールストークで語られる美辞麗句を「本当なの?」と疑わしく思うことも少なくないはずです。そこで、アドテクのエキスパートに素朴な疑問をぶつけてみようというのがこの企画。「毎年叫ばれる『動画広告元年』は本当に来ているのか?」といったどストレートなお題に、マイクロアドの各分野の精鋭が正面から回答しています。
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