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PDCAは「勝手には回らない」――もっともな事実とその理由【連載】小川 卓の「高速PDCA」入門(1/3 ページ)

成功するWebサイト運営に王道なし。ユーザーニーズを敏感に察知し、日々改善を怠らないことが何より重要です。とはいえ、そうしたサイクルを安定的に回すこと自体、簡単ではありません。どうすればいいのでしょうか。

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 ITmedia マーケティングの読者であればほぼ全員、「PDCA」という言葉を聞いたことがあるはずです。これはもちろん、「Plan」「Do」「Check」「Action」の略語。むしろ聞き飽きているというのが、多くの人の本音なのではないでしょうか。あるいは、言葉だけはよく耳にするけど、本当のところきちんと意味が分かっていないという人もいるかもしれません。

 私も最初はPDCAという考え方に懐疑的でした。PDCAが大切ということはよく耳にするのですが「なぜ大切なのか」というのが自分の中で腹落ちしていなかったためです。しかし、さまざまな企業で分析と改善活動に取り組む中で、見えてきたことが2つあります。

 1つは、PDCAを回すのには確実に意味があるということ。そしてもう1つはPDCAは、さまざまな理由から、なかなかうまく回っていないということです。そこで本連載では、以下の内容を全4回紹介していきます。

  • 【第1回】PDCAが必要なワケと回らない理由 ← 今ここ
  • 【第2回】PDCAが回らない理由への対策と高速PDCA実現のための具体的な取り組み事例
  • 【第3回】新規サイトでの高速PDCA実行例:企業インタビュー
  • 【第4回】大型サイトでの高速PDCA実行例:企業インタビュー

 最初の2回は、PDCAについてあらためて考えて、それを進めるための方法を説明いたします。後半の2回では実際にPDCAを回している企業の事例をインタビュー形式で紹介いたします。早速始めましょう。

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