企業からスマートフォンに届いたメールをチェックする人は69.3%:モバイル利用動向調査
D2Cは1月30日、モバイル利用動向を調査した結果を発表した。「スマートフォンでの購買行動」「店舗内でのスマートフォン利用調査」などをレポートしている。
D2Cは定期的に行っているモバイル利用動向調査において「購買行動における利用デバイス」に関する調査結果を発表した。購買に関する行動でユーザーがスマートフォンを「パソコンと同程度かそれ以上利用する」と回答した項目は、「インターネット上で、新しい商品やサービスを知る」(46.5%)、「インターネット上で商品やサービスについて検索する」(46.5%)、「インターネット上の記事から、特定の商品やサービスに興味をもつ」(42.4%)、「インターネット上で商品やサービスについて検索する」(42.0%)という結果となった。一方、「パソコンでのみ実施/経験する」と回答した人が多かった項目は、「インターネット上で商品やサービスを購入する」(27.5%)、「インターネット上で資料請求や見積もり依頼をする」(21.9%)だった。
店舗におけるスマートフォンの利用状況について聞いたところ、「スマートフォン上のクーポンをお店で提示する」(51.7%)、「スマートフォンを使って、お店の中で商品の詳細情報を調べる」(46.9%)、「スマートフォンを使って、お店の中で商品の口コミを確認する」(45.3%)、「スマートフォンを使って、お店の中で商品の価格を比較する」(43.3%)という結果だった。店舗における購買活動において、約半数のユーザーはなんらかの形でスマートフォンを活用している。
また、スマートフォンユーザーにおける「企業や店舗からの提供情報への登録状況」に関しては、「メールマガジン」(46.0%)、「企業のFacebookページ」(15.8%)、「LINEの企業アカウント」(15.1%)、「Twitterの企業アカウント」(12.4%)という回答だった。また、企業や店舗からの情報の活用状況をそれぞれの登録者ベースでみると、「メールマガジン」を「チェックする」ユーザーの割合は69.3%で、もっとも高かった。また、「来店、購入、応募経験」の項目でも46.9%であり、2位の「ダウンロードしている企業のアプリからの通知(プッシュ通知)」の32.4%よりも10ポイント以上、上回った。
■調査概要
調査実施期間 :2012年11月29日〜11月30日
調査方法 :インターネット
調査対象者 : 15歳〜69歳の男女のプライベートで使用する携帯電話/PHS
(スマートフォン含む)所有者
回収サンプル数:3096サンプル(性年代別均等に割付回収)
調査機関 :マクロミル
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