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「モバイル対応」「“正しい”効果測定指標の確立」、Facebookのいまとこれから:ad:tech tokyo 2013 レポート
「ad:tech tokyo 2013」2日目のキーノートをレポートする。プレゼンターは日米Facebookのトップマネジメント。「MOVE FAST――“Facebookの急激な進化、特にモバイル化”」「MEASURE THINGS――“デジタル広告に対するmeasurementの重要性”」という2つのテーマでFacebookの現状と今後をプレゼンした。
dmg::events Japan社が主催する「ad:tech tokyo 2013」が9月18日〜19日、東京・千代田区で開催された。2日目のセッション「OPENING KEYNOTE PRESENTATION」で登壇したFacebook日本法人 代表取締役の岩下充志氏は、従来のデジタルメディアの指標となるCTRに変わるものとして、マスメディアと同様の指標である「リーチ」「レゾナンス」「リアクション」が適切であると述べた。
1年でモバイル広告が売り上げの41%に
前半では「MOVE FAST――“Facebookの急激な進化、特にモバイル化”」をテーマに、Facebookとモバイルとの関係性が語られた。Facebookでは「モバイルファースト」(モバイルから着手した後、PC向けサイトをデザインする)を掲げ、日々開発、改善を行っている。
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