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第6回 ワインの香りはグラスの形状によって変わる――このメッセージをワインファンにうまく届けるには?【連載】高広伯彦が聞くソーシャルメディアとマーケティングの今後(2/2 ページ)

ワインファンといかに密接なコミュニケーションを交わすか。ワインファンの心をつかむコミュニケーションの秘訣について、スケダチの高広伯彦氏がRSN JAPAN マーケティング部 デジタルマーケティング プロジェクトリーダー 西村敏雄氏に聞く。

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Facebookはコミュニケーションか情報発信か

高広 「お客さまとのコミュニケーション」と、「企業からの情報発信」と大きく2種類の投稿があるとすると、感覚値としてどのくらいの比率で投稿されています?

西村 難しいですね。ただ、これはセミナーにも通じますが、「情報を教えてあげる」という感覚は弊社にはありません。体験していただくのがセミナーの主旨です。グラスによって変わるワインの香りを楽しんで飲んでいただき、最後に「なんでこうなっているのか」を提示するというイメージです。ですから、セミナーでもコミュニケーションというのがベースにあるんですね。Webでもやっていければと思っていたので、そういった意味ではコミュニケーションがメインなんです。

高広 今、お話を伺ってて面白いなと思ったのは、Facebookを活用されている企業というのは、Facebook以前からやっていたコミュニケーションスタイルというか、トーン&マナーがあって、それをFacebook上に乗せたらうまくいったという例がけっこう多いということです。例えば、第3回、第4回にご登場いただいたアイムさんではテレマーケティングやはがきのコミュニケーション手法がFacebook運用に活きていました。

 逆にFacebookの運用に困っている人たちというのは、そもそもFacebook以外での、リアルな世界でのポリシーだとかルールだとかトーン&マナーが曖昧だったため、Facebook上で何かをするときに大変な思いをしているのかなという気がしています。リーデル・ジャパンのように、店頭でのセミナーをポリシーを持ってやっているところは、Facebookに移行してもうまくやっているという印象を持ちました。

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