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第4回 デルタ航空のユーティリティーアプリ「Fly Delta」に見るデジタルエージェンシーの新たな価値:【連載】ちょっと気になるWebキャンペーン(2/2 ページ)
いわゆるユーティリティー系アプリは、企画をメーカー自身が行い、開発をソフトウェア会社が請負う座組みで制作されることが多かった。しかし、最近では、デジタルエージェンシーが企画から開発までを担うケースが増えている。
広告が効かない時代のエージェンシーに求められる新たな価値
デルタ航空によると、新アプリケーションの開発は、総額1億4000万ドルのテクノロジー投資計画の一環であり、2102年9月のセルフチェックイン機の刷新、11月のWebサイト刷新に続く、オンラインおよびデジタル環境におけるカスタマーエクスペリエンスの改善を目指す最新プロジェクトだという。
このiPadアプリを手がけたのは、デジタルエージェンシー「AKQA」。これまでFly Deltaのようないわゆるユーティリティー系アプリは、企画をメーカー自身が行い、開発をソフトウェア会社が請負う座組みで制作されることが多かった。しかし、今回は企画から開発までを広告クリエイティブを得意とするデジタルエージェンシーが担った。このようなケースは海外で徐々に増えている。ナイキが昨年発売した、腕にはめる運動活動計測機器「Nike+ FuelBand」も、ナイキとデジタルエージェンシー「R/GA」が共同で開発した。
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