ニュース
第3回 CEOは「DNAの存続」を志向し、CMOは「適者生存」を追求する:【連載】戦略リーダーとしてのマーケティング組織、CMO機能(2/2 ページ)
CMOの役割は「環境変化に対し、的確な判断をすること」、つまり、会社をいかに進化させていくか、その答えを見つけ出すことです――。一休のCMO 汲田貴司氏との対談を通して、CMOの真のあり方を考える。
対談:リーダーシップ考察〜CEOとCMOの違い〜
松風 この連載記事では戦略リーダーとしてのマーケティング組織/CMO機能、というテーマで、現在の企業経営者、マーケティング責任者が直面する課題や今後の方向をさまざまな角度から考察しています。一休においてはCEOとCMOでどのような役割の違いがあると感じていらっしゃいますか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 第1回 CMOが日本の組織に馴染まない理由
CMOとは何者か? マーケティングドリブン型組織が持ち得る力とは? マーケティングを軸に組織再編を考える松風里栄子氏の新連載。第1回はマーケティング部門が見直される背景および企業の構造再編を阻む要因を整理する。 - 第2回 グローバル企業のマーケティング組織マネジメント
グローバル企業はどのようなマーケティングマネジメントを志向し、チャレンジし、実践しているのか。3人のグローバルCMOへのインタビューを通じて、その要点と課題を考察する。 - 第3回 CEOは「DNAの存続」を志向し、CMOは「適者生存」を追求する
CMOの役割は「環境変化に対し、的確な判断をすること」、つまり、会社をいかに進化させていくか、その答えを見つけ出すことです――。一休のCMO 汲田貴司氏との対談を通して、CMOの真のあり方を考える。 - 第4回 マーケティングと経営の一体化へ――「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」の組織変革の取り組み
マーケティングと経営の融合を考えるなら、組織構造に配慮しないわけにはいかない。新会社「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」の戦略企画本部長 征矢真一氏に、新組織の設計意図やその目指すところを聞いた。 - 第5回 CMO機能を実践しよう〜組織改革のすすめ
御社のマーケティング部門は何をマーケティングしているのだろうか? マーケティングを企業としてマネジメントするための処方箋を示す。 - 第6回 “The CMO” Jim Stengel氏に聞くマーケティング視点の組織改革
本連載では、CMO機能が企業の戦略リーダーとなるというメッセージをさまざまな角度から発信してきた。連載最終回である今回は、“The CMO”としてマーケティングに携わる方々ならきっとご存知であろうJim Stengel氏に、戦略リーダーとしてのマーケティングのあり方、企業成長の要諦として氏が掲げる“ideal”(理念)の本質を尋ねた。 - 第1回 生活者の“買いたい”気分を創り上げるマーケティングコミュニケーション
企業は「売る視点」に立ってメッセージを発信する。生活者は「買う視点」から企業のメッセージを受信する。企業と生活者のコミュニケーションは理想的な形で成立しているのだろうか? そもそもマーケティングコミュニケーションの理想的な形とは? シナジーマーケティングの工藤浩志氏によるコミュニケーションデザインのための新連載。 - 第2回 コミュニケーション戦略マップ――BSC各視点の因果関係を整理
今回はコミュニケーション戦略マップの概要を紹介します。コミュニケーション戦略のビジョンや目的、達成目標を俯瞰的に捉え、さらには、それらを組織で共有し、共鳴して増幅できる環境を整えるための指針です。 - 第3回 財務の視点 〜コミュニケーション戦略目標の“見える化”〜
コミュニケーション戦略目標について「いかに会社を存続させるのか」を起点に検討しましょう。事業存続には2つの達成目標があります。「財務力」と「企業の社会的責任(CSR)」です。今回は「財務力」に的を絞り、コミュニケーション戦略目標の組み立て方を解説します。 - 第1回 衰退する企業と躍進する企業、違いは「事業定義の仕方」にある
「製品志向」で事業を定義する企業は時代の流れに取り残される。米国の鉄道会社のように――。日本アイ・ビー・エム 永井孝尚氏によるマーケティング原論の第1回。 - 第2回 「多機能/高品質なのに低収益」――間違いだらけの顧客中心主義から抜け出す
ターゲット顧客が必要としていなければ、あえてその要素は切り捨てること。そうしなければ、どの会社も同じような商品を作り、多機能/高品質、かつ低収益な商品を数多く生み出し続けることになる。 - 第3回 「価格競争」から「価値競争」へ
「勝者はトップシェア企業1社だけ」「価格に敏感な顧客だけが集まる」「よき顧客は去っていく」――。価格勝負の“泥仕合”がもたらすこれら3つの負の要因を理解すべし。 - 第1回 統計データから紐解くマーケティングの「デジタルシフト」
コミュニケーションの場がデジタルにシフトしつつあるいま、マーケターにはいったい何が求められるのか。アドビ システムズ 井上慎也氏によるデジタルマーケティング論第1回は各種統計データを元にしたデジタルシフトの現状考察である。