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第6回 (後編)企業の枠組みを超えて――『HOUSE VISION』という発想の転換:【連載】ブランド戦略としての「学びのコミュニティ」
「(前編)全然売れなかった……から始まった大逆転劇」に引き続き、土谷貞雄氏に話を聞く。LIXIL、蔦屋書店、HONDA、住友林業……数十社の企業が参画するプロジェクト『HOUSE VISION』とは?
1. 企業や国の既存の枠を超える、未来的プロジェクト『HOUSE VISION』
土谷 『HOUSE VISION』は、一企業だけでは実現し得ない大きな問題に対して向き合う、企業の枠を超えた取り組みです。1つの会社でできることは限られています。“未来のくらし”に対しては、色んな企業と色んな角度から考えなければなりません。
そのために、グラフィックデザイナーの原研哉さんと共に、『先んじて大きなプラットフォームを準備しよう』と構想したのが原点です。ここでは、日本人の暮らし方を提示するための情報発信/研究を行なっています。現在は、LIXIL、蔦屋書店、HONDA、住友林業など、日本人のライフスタイルに深く関わる企業が数十社参画してくださっています。
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