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リアル店舗でも顧客履歴に基づくユーザーエクスペリエンス向上を実現できる:リアル小売業+IT(2/2 ページ)
ユーザーエクスペリエンスの向上、行動履歴/嗜好に合わせたコンテンツ表示など、リアル店舗でもECサイトのような取り組みを展開することができる。
個々の顧客に合わせたユーザーエクスペリエンスの提供
ECサイトならば、登録したIDを読み取るので、顧客の特定が簡単だ。リアル店舗で顧客の特定に使うのは、1人ひとりの顔を認識するテクノロジ。例えばAlmaxは、マネキンの目にカメラを搭載した「スマートマネキン」を提供し、顧客の顔識別を実現するという。さらに記事中では、NECの顔認証システムである「NeoFace」を公開している。NeoFaceを入り口に搭載し、ロイヤル顧客が来店したら、スタッフに通知する仕組みだ。
さらに店舗スタッフも、タブレットを利用し、ロイヤル顧客の名前はもちろん、クロスチャネルでの過去の購入履歴などを確認しながら、最適な商品を紹介する。個人の趣味嗜好に基づくユーザーエクスペリエンスが、リアル店舗でも実現できる。
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