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第4回 ソーシャルメディアはマーケティングの“ブラックボックス”を可視化した――基礎化粧品「RICE FORCE」のFacebookページに学ぶ【連載】高広伯彦が聞くソーシャルメディアとマーケティングの今後(2/2 ページ)

ソーシャルメディアの普及によって、広告主である企業がデータを持ち、リアルタイムの分析ツールも簡単に手に入るようになった。基礎化粧品「RICE FORCE」のFacebookページからソーシャルメディアマーケティング運用の基礎を学ぶ。スケダチの高広伯彦氏がアイムのゼネラルマネージャー 山下省三氏に聞いた。

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リアルタイムで効果が得られることによる社内での大きなインパクト

高広 先程、ソーシャルメディアの活用によるBtoBビジネスへの波及効果の話がありました。BtoE(Business to Employee)という、従業員に対する影響もあると思うんですが。

山下 それはありますね。

高広 今までのマーケティングは、“どれだけ露出したか”を指標にしていたわけです。“これだけの人に支持されています”という指標はほとんどなかったので、支持率の有効性を社内に理解してもらうというのはとても大事なことだと思います。

 テレビ局でいえば、自分たちの作ったコンテンツが視聴率という形で明確に分かるじゃないですか。おそらくFacebookページでファンがつくというのは、自分たち自身が支持されている内容についてヴィヴィッドに反応できるということだと思うんです。

 ソーシャルメディアは、自分1人だけでやっていても何が面白いのか全然分からない。横に拡がるコミュニケーションが重要で、知っている人、知らない人がタイムライン上でつながった時になんか妙に楽しくなるわけです。そして、コミュニケーションはリアルタイムに行われます。瞬間的なレスポンスがあるから、情報が拡散するスピードも速くなるし、ファンの感動も高まります。ソーシャルメディアには、“支持の可視化”を可能にする条件が揃っているといえます。

 ファン同士でリアルタイムにバイラルした投稿として、印象に残っているものはありますか?

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