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第4回 日テレ「JoinTV」の挑戦――テレビの価値はビッグデータ+セカンドスクリーンで「視聴率」から「視聴質」へ:【連載】ビッグデータアナリティクス時代のデジタルマーケティング(2/2 ページ)
テレビの視聴時間は減少傾向にある。視聴率がとれなければスポンサーはつかない。どうするか? 日本テレビが出した答えは「テレビをもっと面白くする」だった。「視聴率」の獲得ではなく、「試聴質」向上への挑戦。スマートデバイスとソーシャルメディアを使ってテレビを玩具にする日本テレビの「セカンドスクリーン」戦略とは?
世の中事を自分事に変える挑戦
ビッグデータから視聴者とテレビの関わりを可視化する
2010年から始まったTwitterブーム。新しいメディアとも、コミュニケーションツールとも呼ばれるこのサービスは、視聴者がテレビとの関わり方を変えるきっかけを作った。
従来テレビとは「能動的に受信する」ものであったが、Twitterの登場以来、視聴者の番組との関わり方を多様化させた。
多様化する視聴者の番組との関わり方
・番組企画に参加するケース
・番組側へ意見を発信する
・同じ番組を見ている人、同じ意見を持つ人、異なる意見を持つ人達と会話する
・情報発信はしないが、番組のことを検索し調べる
・番組の情報を得るために、番組単位のメルマガを購読したり、LINEのアカウントを購読する
こういった、多様化する視聴者のテレビとの関わり方を可視化する方法があれば、今後のデジタル企画を検討する際に役に立つ。そんな流れから同社は「ソーシャルパワーマップ」と呼ばれるソーシャルメディア等の反響を可視化するツールの開発に着手した。
現在もこのソーシャルパワーマップは開発中だが、このツールを使い、金曜ロードショー等の映画について、Twitterによる反響が飛びぬけて多いことが確認されたという。
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