「iPhone 7」発売記念、調査が教える「モバイルファースト」な日本の現在:週刊「調査のチカラ」
「iPhone 7」をエンジニアはどう評価した? スマートフォンユーザーのセキュリティ意識は? ゲームアプリの普及に効果があるのはやはりテレビCM? スマートフォンをめぐるさまざまな調査を紹介します。
2016年9月16日、Appleの最新スマートフォン(以下、スマホ)「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」が発売されました。デュアルカメラに防水機能、電子決済サービスの導入など日本人好みの新機能がてんこ盛りで、期待の声は今まで以上に大きいようです。一方で、デザインに変化が少ないとか「総務省指定」の刻印に違和感があるとかワイヤレスになったイヤフォン「AirPods」が落としてなくしそうな予感しかしないといった見方もあるようで、人生いろいろスマホの好みもいろいろですね。
8万件超の調査データへのリンクをストックしたまとめサイト「調査のチカラ」から現代のマーケターが押さえておくべきトレンド情報をえりすぐってお届けする本企画では今回、日本のスマホ事情にまつわる調査を拾ってみました。翌週の企画会議のヒントにお役立てください。
注目の調査
- iPhone 7のヘッドフォンジャック廃止、エンジニアの35.5%が「評価しない」
- SNSで情報公開率が最も高いのは10代後半〜20代女性
- 若者が「無意識にスマホを触る」理由
- ゲームアプリのテレビCM支出、2013〜2015年で1.7倍に
iPhone 7のヘッドフォンジャック廃止、エンジニアの35.5%が「評価しない」
エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、製造業のエンジニア200人を対象に「iPhone 7」に関するアンケート調査を実施しました。これによると、iPhone 7の新機能についてエンジニアのプラスの評価(「高く評価する」「評価する」の合計)が多かったのは「バッテリー駆動時間1〜2時間分の強化」(75.5%)、「耐水・防塵仕様」(69.5%)、「FeliCaに対応」(57.5%)の順でした。逆にマイナスの評価(「あまり評価できない」「まったく評価できない」の合計)が多かったのは、「3.5mmヘッドフォンジャックの廃止」(35.5%)、「新カラー『ジェットブラック』『ブラック』の追加」(15.0%)、「容量256GBモデルの追加」(11.5%)でした。自由回答では「あの厳しいSuicaに対応できたのは称賛に値すると思う」「厚みが以前と変わらないのにイヤフォンジャックを廃止した理由が分からない」「進化はしているが、アンドロイドに追い付いただけで、新しさがない」「相変わらずストラップホールがない。日本国内でのiPhoneとAndroidの比率はほぼ半々だと聞くが、画面が割れているのは大抵iPhoneである。これはストラップホールの有無の差ではないのか」など、モノ作りのプロならではの鋭いコメントが寄せられています。
SNSで情報公開率が最も高いのは10代後半〜20代女性
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