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第2回 プライベートDMP構築のポイント:【連載】実践! データマーケティング
DMP(データを統合的に管理し、マーケティング活動全体を最適化するためのプラットフォーム)を導入すると、あらゆる企業において、容易にすばらしいユーザーコミュニケーションが可能になるように思える。しかし、実際にはそう簡単ではない。今回は、DMPの導入にあたって注意すべきポイントと、DSPとの連携について解説する(本連載では「DMP」は「プライベートDMP」を指す)。
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1. 導入にあたって注意すべきポイント
(1)データに関して
DMPの導入においては、ユーザーとどのようなコミュニケーションを実現したいかによって、必要なデータが決まってくる。Eメールを送るのであればメールアドレスの情報が必要であり、ダイレクトメールを送るのであれば住所が必要となる。また、ユーザーのライフステージに応じて適切なメッセージを送りたいのであれば、性別、年齢、既婚/未婚、子供の有無などの情報が必要だ。
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