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第1回 DMPと融合するマーケティングリサーチ、その可能性:【連載】進化するマーケティングリサーチ
本連載ではマーケティングリサーチ業界に軸足を置いた視点からDMP、そしてデータドリブンマーケティングという考え方について紹介する。そのうえで、マーケティングリサーチ業界の近年の変遷とDMPを中心にした今後の展望をお伝えしていこう。
2014年6月末に、 NTTドコモとマーケティングリサーチ業界最大手のインテージ、及び両社の合弁会社ドコモ・インサイトマーケティングの3社が提携し、DMP(Data Management Platform)事業を開始するというニュースリリースがあった。当社(ボーダーズ)が主にサービスを展開しているマーケティングリサーチ業界は、いわゆる「ビッグデータ」ビジネスとは一線を画している感もあったが、現在、先進的な事業者の中でDMP分野に参画していく動きがみられる。
DMPはネット広告やデジタルマーケティングの分野で語られることの多いサービスであるが、本連載では、マーケティングリサーチ業界に軸足を置いた視点からDMP、そしてデータドリブンマーケティングという考え方について紹介したい。そのうえで、マーケティングリサーチ業界の近年の変遷とDMPを中心にした今後の展望をお伝えする。
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