ニュース
ソーシャルメディアを使ったビジネス活動が進まない3つの理由――MITビジネススクールの最新論文より:54%の企業「ソーシャル活動は重要」
ソーシャル活動の重要性は認識されている一方で、具体的なビジネスへつながる進展度合いはいまひとつといえる。その理由とは。
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院の経営情報誌「MIT Sloan Management Review」のWebサイトは7月16日、“Social Business: Shifting Out of First Gear”(「ソーシャルビジネス:第一段階からのギアチェンジ」)という論文を発表した。この論文は、企業のソーシャルメディア活動について、99カ国、25業界の2545社を対象にした調査結果(ソーシャルビジネスの思想的なリーダー、30人以上の経営層へのインタビューを含む)をまとめたもので、全4章で構成されている。
本調査によると、ソーシャル活動について「今日のビジネスにとって重要な取り組みだ」と回答した企業は2011年には18%だったのに対し、2012年には2倍に当たる36%の企業がこれに同意。また、40%の企業が「ソーシャルは今後1年間で重要になる」という見解を示した。実際、今年の調査では54%の企業が「ソーシャル活動は重要」と答えている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 第1回 ソーシャルリスニング、はじめの一歩
近年、ソーシャルリスニングをはじめ、ビッグデータ、データサイエンティストなど大規模データをマーケティングに活用する潮流は、日ごとに激しさを増しています。一方で、「何をすれば良いのか?」「試したけれど、良い結果が出なかった」というご相談も多く、多くの企業の皆さまが悩んでいらっしゃるのも事実です。この連載では、ソーシャルメディアデータ活用支援を行ってきた立場から、ソーシャルメディアデータをマーケティングに活用するためのヒントとなるような情報、活用事例をご紹介していく予定です。 - 第2回 スマートフォンの端末別ユーザー分析と効果的なマーケティング施策
「第1回 スマートデバイスの爆発的な普及とマーケティングの可能性」では、スマートデバイスの市場規模やマーケティングの基礎となる内容を解説した。今回は、端末ごとに異なるユーザーの特徴を明らかにしながら、それぞれのユーザーに効果的なマーケティング手法を模索する。 - 第9回 ソーシャルメディアで人間性豊かなコミュニケーションを展開するために
ソーシャルメディアを活用したマーケティングの成功を加速するには、どのような点に注意すべきなのだろうか。戦術的な視点で検討する。 - 私たちがFacebookページのファンになった理由
Facebookユーザーが、特定の企業/ブランドのFacebookページのファンになったり、エンゲージしたりするのには、どのような理由があるのだろう。