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CMOとは何者か――米企業のマーケティング責任者たちによるパネルディスカッション:Adobe Summit 2013 レポート
アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティで開催中の「Adobe Summit 2013」。午前中の基調講演に続いて、午後は企業のマーケティング責任者たちによるパネルディスカッションが行われた。
![](https://image.itmedia.co.jp/mm/articles/1303/07/adobesummit_03.jpg)
右から、Ann Lewnes氏(Senior Vice President & Chief Marketing Officer, Adobe)、Joe Megibow氏(Senior Vice President & General Manager of Omni-Channel and eCommerce, American Eagle Outfitters)、Christopher Reynolds氏(VP of Marketing Analytics, Conde Nast)、David Cooperstein氏(VP &Practice Leader, CMO and Marketing Leadership Professionals at Forrester Research)、Rob Roy氏(VP & GM of eCommerce and Interactive Marketing, Time Warner Cable)
パネリストたちの発言を総合すると、米国の企業においても、CMOという職責には理想と現実の間に大きなギャップが存在するようだ。情報技術の進化はマーケティングの業務領域を拡大し、なおかつ複雜化、高度化を促しつつあるが、この激しい変化に対応できるほどの経験や知識を有する人材はやはり少ない。
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