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ツイートが100件でもあればそこに答えはある――製品開発とユーザーの声「ソーシャルメディアサミット 2013」レポート

「ソーシャルメディアサミット 2013」第4部は「ユーザーと共に創るオープンイノベーションの可能性」と題し、良品計画の奥谷孝司氏、デルの千歳敬雄氏、Cerevoの岩佐琢磨氏、ライター&ブロガーのいしたにまさき氏が登壇した。ユーザーの声を製品開発に活用することへの期待や可能性について活発な議論が行われた。

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良品計画 WEB事業部長 奥谷孝司氏(左)、デル コンシューマ&SMS事業部 千歳敬雄氏(右)

 ユーザーの声を商品化するという取り組みは、ソーシャルメディアの登場以前から良品計画が「空想無印」というWebサイトで実施していた。良品計画のWEB事業部長 奥谷孝司氏は、「毎週お客さまから、自社サイトを通じて、膨大な意見や要望をいただいている。マーケティング的にソーシャルメディアを使うことはあるが、お客さまの声を聞くのは必ずしもソーシャルメディアでなくてもいいのでは」との見解を示した。

Cerevo 代表取締役 岩佐琢磨氏(左)、いしたにまさき氏(右)

 消費者の意見を取り入れるという取り組みでは、デルが海外で「IdeaStorm」というWebサイトで実現している。IdeaStormについて、デルの千歳敬雄氏は「デルはもともとパソコン関連製品の直販ビジネスを展開しており、お客さまとダイレクトにコミュニケーションを取ることの重要性は会社の哲学として持っている」と説明、IdeaStormは「オープンな場所でさまざまなニーズが聞き取れる」とそのメリットを示しつつも、「ハードウェアを作り上げるには長い時間と熟慮が必要で、気軽に作ってみようというわけにはいかない。そこが難しいところ」との感想を述べた。

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