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第2回 「多機能/高品質なのに低収益」――間違いだらけの顧客中心主義から抜け出す【連載】「バリュープロポジション」から考えるマーケティング戦略論(2/2 ページ)

ターゲット顧客が必要としていなければ、あえてその要素は切り捨てること。そうしなければ、どの会社も同じような商品を作り、多機能/高品質、かつ低収益な商品を数多く生み出し続けることになる。

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顧客はそのニーズに気づいていなかった

 実は、顧客の言いなりになっても、必ずしも顧客の課題を解決できるとは限らない。なぜなら、顧客は必ずしも自分の課題を正確に理解しているとは限らないからだ。以下は、ある食品工場で起こった話だ。

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