2025年のSNS大予測 AIの時代に「ソーシャル」はどう変わる?:Social Media Today
もういくつ寝ると2025年……と数えるのはさすがに気が早いかもしれないが、それでも2024年も残り50日を切った。毎年恒例のSNS大予測をお届けする。
今年もまたこの時期がやってきた。識者や専門家がこぞって、この1年で何が注目されるのか、これから12カ月の間に何がどう変わるのかといった予測を発表し始める時期だ。
今年はAIに関する多くの不正確な予測が出されるだろう。生成AIが変革的な技術トレンドであり、さまざまな方法で影響を与えることが期待されているのは間違いない。しかし、現在の生成AIツールが、独立して思考できるコンピューターシステムと混同されているとすれば、過大評価と言わざるを得ない。われわれはまだ、自律的な汎用人工知能(AGI)には程遠い。ChatGPTがIQテストに合格できるからといって、それが実際に独自に「考えている」わけではない。
だが、この点はさておき、ここで注目するのはソーシャルメディアの予測であり、2025年のソーシャルメディア環境がどのように変化するかである。
2024年のSNSはどうだった? 2025年はどうなる?
AIも注目されることになるが、その影響は多くの人が期待するほど大きくはならないだろうと私は予測している。
これから毎週、2025年に主要なソーシャルアプリがどのように進化するかを示す。
2024年のSNS大予測
- 序文と2024年の振り返り(この記事)
- Facebook編(11月24日公開予定)
- X編(11月30日公開予定)
- Instagram編(12月7日公開予定)
- TikTok編(12月14日公開予定)
- Snapchat編(12月21日公開予定)
- LinkedIn編(12月28日公開予定)
なお、私の予測は比較的よく当たっていることも記しておきたい。2024年の予測は以下を参照してほしい。
著者による前年のSNS大予測(2023→2024)
- 序文と2023年の振り返り
- Facebook編:Facebookの“ソーシャル離れ” フォローよりAI重視が加速
- Instagram編:生成AIでビジュアル編集強化、そしてThreadsは出オチで終わらない
- X編:イーロン・マスク氏の野望はいつ破綻する?
- Pinterest編:ARで小売業との連携を強化、ショッピングにより強いSNSに
- LinkedIn編:MicrosoftはOpenAIの最強パートナー 生成AIへの強みをどう生かす?
- TikTok編:TikTok全面禁止は結局のところあり得る?
- Snapchat編:AppleやMetaにも負けないAR、有料サブスクはさらなる成長の期待も
これから語るのは、2025年にソーシャルメディアで見られると予想される変化に関する私の提案である。極端な変化はなく、「AIが全てを支配する」というような過激な予測は含まれていない(Meta CEOのマーク・ザッカーバーグ氏はそのように考えているようだが)。
しかし、着実な進化は物事を次の段階へと進める。現在のトレンドを知ることでエンゲージメントを促進することができるだろう。
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