HubSpotとWeWork 世界の成長企業が新しい日常で実践するスマートな働き方:日本法人の幹部が語る(1/2 ページ)
ニューノーマル時代に企業が成長し続けるためのヒント。
HubSpotは「インバウンド」の思想に基づきマーケティングとセールス、カスタマーサービスを包括的に支援するクラウド型ソフトウェア(SaaS)を提供している。ITmedia マーケティング読者であればHubSpotを業務上よく知る人も多いと思うが、同社の提供サービスに知識のない人でも、世界における「働きたい会社」の代表例として、その名を目にしたことはあるかもしれない。HubSpotは2020年も企業レビューサイト「Glassdoor」が発表する「働きやすい企業ランキング100」で1位に選出されるなど、その評価はますます高まっている。
商談やサポートなども含め顧客に向けたさまざまな活動のほとんどを、HubSpotはオンラインのみで実施している。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い同社は全面リモートワークに移行したが、ワークスタイルそのものはコロナ禍以前と大きな差はない。同様にリモートワークを進めながらも付け焼き刃の変革がうまくいかず四苦八苦する他の多くの企業は、HubSpotに学ぶべきことがたくさんあるだろう。
必ずしも「出社」が前提ではなくなってきた現在、業務の在り方とともにオフィスの意義も問われている。今後はオフィスを設けるのにしても、決められた時間に集う場所というより、時間と場所を自由に選択できる働き方を実現する機能が重視されることになりそうだ。そこで、近年急速に広がったWeWorkのようなフレキシブルオフィスが選択肢として浮上することになる。
本稿では、HubSpot Japan共同事業責任者兼シニアマーケティングディレクターの伊佐裕也氏とWeWork Japan最高戦略責任者の高橋正巳氏(高橋の「高」ははしごだか)が2020年10月13日に「ニューノーマル時代に企業が成長し続けるためのヒント」をテーマとするオンラインセミナーで語った内容のエッセンスを紹介する。
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