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ウェビナーは「歩留まりが低い」「案件化しない」は本当か?これから始めるウェビナー運営 第2回(1/2 ページ)

B2B企業のマーケターにチャレンジの時期が訪れています。新型コロナの影響でリアルのセミナーが開催しにくくなりリード獲得が進まないという悩みを抱えていないでしょうか。

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 Webでセミナーを配信するウェビナーを始めてみたいと考えるB2Bマーケターに向けて、ウェビナー運営の考え方と成功のポイントを解説するこの連載。前回はウェビナーの定義とウェビナーを開催するメリットについて説明しました。今回はウェビナーの具体的な成果をイメージしてもらうため、シャノンでのウェビナー開催実績について数字を交えながら紹介したいと思います。

ウェビナーの参加者はリアルセミナーの5〜10倍程度

 シャノンの例でいうと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大以前のウェビナーの集客は70〜100人ぐらいでした。従来のリアルなセミナーの場合は、20〜40人ぐらいが平均でしたから、それでもかなり多かったといえます。それが2020年の3〜5月には毎回400人ぐらいの申し込みがありました。従来のリアルなセミナーに比べて5〜10倍ぐらいの集客が可能になったのです。 

 ウェビナーは気軽に申し込めるものの実際の視聴率は低いのではないかと危惧する人も多いかもしれません。しかし、シャノンの実績では、申し込み者のほぼ70%も視聴していただいています。これは、リアルのセミナーと比べても高い数字といえるでしょう。また、ウェビナーを最後まで視聴する人の割合(われわれは、これを「完走率」と呼びます)は90%と、こちらも非常に高くなっています。

 ウェビナーの集客手段は、Web広告とマーケティングリストに対するメールが主軸です。リアルのセミナーとの大きな違いは、適切な単価で広告経由のリードが獲得できるという点です。シャノンの場合、ディスプレイ広告やFacebookのCPA(顧客獲得単価)は、900〜1500円です。従来のB2Bのリード獲得コストが、1万〜1万5000円だったことを考えると、劇的に安いといえます。コロナの影響で通常時よりCPAが下がっていることを加味しても非常に優秀な数字です。これこそが、展示会などができなくなりリードの獲得に課題を抱えている企業にウェビナーを強くおすすめする一番の理由です。


ウェビナーでは獲得効率が向上

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