調査リポート
コロナ禍で縮小したマーケティング施策 1位は「オフラインのセミナー/展示会」――ベーシック調査:今日のリサーチ
B2Bマーケターを対象にした調査で8割以上が「コロナ禍で実施/検討しているマーケティング施策について不安やノウハウ不足を感じる」と回答しています。
ベーシックは、同社が運営するマーケティングメディア「ferret」会員のB2Bマーケター279人を対象に「新型コロナウイルスの感染拡大によるWebマーケティング活動の変化」について調査を実施しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大は人々の生活やビジネス環境を大きく変えました。B2Bマーケティングの業務も例外ではありません。先行き不透明な状況下で施策の優先順位を見直す動きも見え始めているようです。
コロナ禍において縮小したマーケティング施策について聞いたところ、45.6%が「オフラインのセミナー/展示会出展」を縮小したと回答しました。次いで「リスティング広告、ディスプレイ広告」や「外部メディア出稿」が縮小しました。
一方、強化した施策については「Webサイト改善、LP改善」(38.4%)、「SNS広告(Facebook、Twitterなど)」(33.8%)、「オンラインのセミナー(ウェビナー)/展示会出展」(27.6%)、「リスティング広告、ディスプレイ広告」(25.6%)、「コンテンツマーケティング(記事制作)」(24.6%)の順に多い結果となりました。それらの施策を選択した理由としては、「自社内、ユーザー共に、オンラインでの情報収集や営業活動がメインとなったため」との回答が多数でした。
コロナ後の施策に9割近いマーケターは不安を感じている
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