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Facebook&Instagramの新型コロナ対応ビジネス支援 マーケティング・営業に使える機能・サービスまとめオンラインセミナーやEC支援など(1/2 ページ)

コロナ禍を生き抜く企業のためのSNS活用術Facebook&Instagram編。SNSマーケティングのエキスパートによる特別寄稿です。

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執筆者紹介

後藤さん

後藤 真理恵

ごとう・まりえ コムニコ SNSマーケティングラボ シニアアナリスト。SNSエキスパート協会代表理事。東京大学文学部卒。中学高校教諭第一免許状(国語)取得。日本オラクルにて技術者向け研修の開発〜実施、講師育成、資格試験の問題開発などを担当。その後マーケティング部門、パートナービジネス部門などを歴任。2013年にコムニコに入社。数多くの企業のSNSマーケティングを支援することで得た豊富な知見とノウハウを積極的に発信し、SNSマーケティングの正しい知識の啓蒙や業界発展に努めている。2016年11月、SNSエキスパート協会 代表理事に就任。「SNSエキスパート検定(初級・上級)」「SNSリスクマネジメント検定」講座/認定試験の実施を通して、SNSマーケティングの正しい知識を持つ人材育成にも努めている。著書に『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』(翔泳社・共著)。Webメディア「We Love Social」(https://blog.comnico.jp/we-love-social)でもSNS最新情報やSNSマーケティングに役立つノウハウなどを発信中。


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴う政府の緊急事態宣言が2020年5月25日をもって全国的に解除され、待ちに待っていた“日常”が戻ってきました。とはいえ、「beforeコロナ」の時代に戻ったのかと問われれば、「No」と答える人が多いのではないでしょうか。

 私も含め、皆さんの働き方・所属企業のビジネス環境・健康への意識・人生における優先順位など、多くのものが変わってしまったはずです。そして、新型コロナウイルスとの共存、すなわち「withコロナ時代」はこの後長く続くことでしょう。

 しかし、この変化を危機と取るか好機と取るかは、皆さん次第です。ぜひ今を「新時代」の到来と受け止め、新たなビジネスチャンスをつかんでいきましょう。

 昨今、コロナ禍のユーザーや企業を支援すべく、多くのSNSがさまざまな機能拡張や新機能リリースを発表しています。本稿ではその中から新時代の営業活動に生かせるSNSの機能・サービスをえりすぐってご紹介します。

新時代の営業活動に生かせる機能・サービス

 日本能率協会が発表した「新型コロナウイルス感染症に関連するビジネスパーソン意識調査結果」(外部リンク)によれば、営業活動への影響については「展示会、イベントの中止による新規顧客獲得機会の損失」が 52.5%、続いて「ダイレクトセールス(訪問)の減少」が 45.9%と回答の上位を占めています。

 今後、ビジネスのために積極的に利用していきたいサービスとしては「オンラインセミナー」が59.2%で最多。営業機会としての商談会や展示会などのニーズを代替するものと期待されているのでしょう。

 他に方法がないからという消極的な理由でオンラインのセミナーやイベント、商談などに取り組むことになったケースもあるでしょうが、ふたを開けてみると「全国から参加者を募れる」「会場費がかからない」「参加者にとっても移動の手間がない」など、思わぬメリットに気付くことも多いものです。そうした理由から、今後コロナ禍が収束して以降も、これらの新しい営業スタイルは定着しそうな雰囲気です。

 以下では、オンラインセミナーやオンラインイベント、展示会など、新時代の営業活動に活用可能なSNSの機能・サービスを紹介します。

Messengerルーム

 オンラインセミナー(ウェビナー)やオンラインファンミーティング、オンライン交流会などを実施する際に活用したいのが、2020年4月にローンチされたFacebookの新サービス「Messengerルーム」(外部リンク)です。これはグループビデオ通話専用の「ルーム」を作成し、Facebookアカウントの有無にかかわらず誰でも招待できるもので、Zoom Video Communicationsが提供するビデオ会議ツール「Zoom」に対抗して実装された機能ともいわれています。Zoomは無料版では一度のビデオ通話で40分までしか使えませんが、Messengerルームは時間制限なしで50人まで参加可能です。MessengerルームはMessengerまたはFacebookのニュースフィード、グループ、イベントから開始・シェアできます。2020年5月にはInstagramからも利用可能になりました(現在、順次実装中)。プライバシーと安全性が考慮されているのもMessengerルームの特徴で、ルームの作成者は「誰がルームを発見・参加できるか」「新しいゲストに対してルームをロックするか否か」を管理することが可能です。

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