「所有から利用へ」はあらゆる企業のあらゆる職場に広がっています。1社で複数のSaaSを利用するのは、もはや普通のこと。ならばその利用実態はどうなっているのでしょうか。
イスラエル発のスタートアップ企業WalkMeと日経BPコンサルティングは、SaaSの導入・選定に密接に関わる意思決定関与者を対象に共同で調査を実施し、「SaaS導入後の定着化に関する調査報告書」を公開しました。
同報告書によると、一社当たりのSaaS導入平均数は5.9で、従業員数1000人以上の大企業では7.6、5000人以上1万人未満の大企業では9.4でした。
導入しているSaaSの業務領域は多岐にわたり、最も導入率が高かったのはコラボレーションで「既に導入している」企業は65.1%でした。
「効率化」目的で導入したSaaSが操作方法も導入意義も理解されていない件
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