「スーパーアプリ」の台頭がアジアのモバイルファイナンス成長を後押し――AdjustとApp Annieが共同調査：今日のリサーチ

[ITmedia マーケティング]

　モバイルアプリ計測を手掛けるAdjustはApp Annieと共同で「モバイルファイナンスレポート2019」を発表しました。36カ国の90以上のアプリを対象に、AdjustとApp Annieのデータ（2019年1月1日〜6月30日）を基に分析しています。

　今回の調査で、ファイナンスアプリの使用が最も多いのはアジア太平洋地域（APAC）であることが分かりました。ファイナンスアプリのダウンロード数を見ると、2014年から2018年で3億8300万件から18億4000万件へと4倍以上に増加しています。背景には「WeChat」や「Alipay（アリペイ）」といった、コミュニケーション・検索・ショッピングや支払いなど、さまざまなモバイルアプリを1つのプラットフォームで提供しているスーパーアプリの台頭が大きく関係していると考えられます。

継続率が高いバンキングアプリ