調査リポート
今どきの「一昔」は何年? 人のうわさも……何日? 日本リサーチセンターが「時代のスピード感」について調査:今日のリサーチ
日本リサーチセンターが全国の18〜79歳の一般男女1200人に実施した調査結果です。
「十年一昔」といいますが、多くの人が「昔」と考えるのは本当のところ何年前くらいなのでしょうか。
マーケティングリサーチ会社の日本リサーチセンターは、自社登録パネル「サイバーパネル」を活用した自主調査の一環として「時代のスピード感」について調べました。
同調査では全国の18〜79歳の一般男女を性別2区分と年代6区分に分け、その掛け合わせの12区分で100人ずつ、計1200人の回答を得ました。集計に関しては、最も多くの人が回答した値が最も主流のイメージ値という考えの下、単なる平均値でなく回答出現数からの最頻値をベースにトップ3を紹介しています。
まず冒頭の問いに関連して何年くらいが「昔」と感じるか聞くと、全体では「5年」(33%)が最多となりました。次いで「3年」が19%、通説となっている「10年」は15%でした。5年以下は合計で75%を占め、「1年」も8%いました。それに対して「10年半以上」はわずか4%でした。この結果を性別×年代別で見ても、12区分全てにおいて「5年」が最多となり、上記傾向とほぼ共通となった一方、10年が最多となった区分は1つもありませんでした。男性40代と女性70代においては1年が3位となっており、そのスピード感はさらにアップしているようです。
スピードが命の時代
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