調査リポート
「企業のマーケティングのために個人情報を参照されたくない」人は53.5%――アドビと電通デジタルが調査:今日のリサーチ
「消費者のデジタル体験に関するインサイトリサーチ」の結果です。
アドビシステムズと電通デジタルは、日本の消費者1000人を対象にデジタル体験の好みや企業への期待について調査した「消費者のデジタル体験に関するインサイトリサーチ」の調査結果を発表しました。
これによると、インターネットやスマホアプリの検索や利用の状況、会員情報や購買履歴、位置情報などを企業が参照してマーケティング活動を行っていることを「知っていた」と回答した消費者は28.8%、「そうかもしれないと思ったことがある」回答した消費者は32.9%でした。一方で、企業にデモグラフィック情報などの個人情報を参照されても構わないかという質問に対しては、「参照されたくない」という回答は53.5%でした。
消費者にメリットがあるデジタル体験が提供できるかが鍵
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デジタルマーケティングとコンタクトセンターの融合、UTグループとエス・エム・エスの担当者が語る
コンタクトセンターはデジタルマーケティングのプロセスとどう連携すべきか。UTグループとエス・エム・エスの担当者を交えたパネルディスカッションの要点をお届けする。 - SAPが80億ドルで買収したQualtrics、メルカリも活用するXM(Experience Management)とは
2019年1月、SAPはアンケート調査ツールを提供するQualtricsを80億ドルで買収した。「SAP NOW Tokyo 2019」で明かされたその戦略的意図とは。 - すぐできるパーソナライズ(その2):地域に応じたパーソナライズ
海外からのアクセスに日本語ページを表示させてしまい、せっかく興味を持ってくれた訪日予定者の離脱を招くのは、とてももったいないことです。 - 日本は100点満点中54点、デジタル体験に関する消費者の期待――アドビ調査
消費者が望むデジタル体験への期待値は、現在企業が提供しているものよりはるかに高いようです。