ニュース
NPSと顧客の感情・行動データを融合、電通デジタルとEmotion Techが独自CRM戦略支援サービスを提供:顧客体験指標を基点にしたCRM戦略支援サービス
電通デジタルと電通、Emotion Techは、NPSデータと顧客の感情・行動データを融合させた独自のCRM(顧客関係管理)戦略支援サービスを開発した。
電通デジタルと電通、Emotion Tech(エモーションテック)の3社は、企業やブランドに対する愛着・信頼の度合いを指標化したNPS(Net Promoter Score)データと顧客の感情・行動データを融合させた独自CRM支援サービスを開発し、サービスとして提供開始した。
従来のCRMにおいては、顧客の反応やステータスといった行動指標のみを管理し、施策の実行・検証を行ってきた。しかし、行動指標だけでは「なぜメールに反応しなかったのか」「なぜ商談が途切れてしまったのか」などの原因を特定することができないという課題があった。原因を特定するためには、行動指標と合わせて、顧客が商品やサービスを購入・利用する過程において得られる心理的・感覚的な感情指標を把握することが必要となる。
こうした状況を踏まえ、電通デジタルと電通は、Emotion Techが独自に持つNPSおよび顧客体験向上支援のシステムと、顧客企業が活用しているCRMツールを連携させることで、NPSデータと顧客の感情・行動データを融合させたサービスを開発した。これにより、「課題の発見」「課題の解決」「効果の検証」をワンストップで提供できる。
サービスフローは今の通り。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 今日のリサーチ:できる営業担当者は顧客に何をヒアリングしているのか?――Emotion Tech調査
Emotion Techは営業担当者の顧客とのコミュニケーションに関する調査結果を実施しました。営業担当者に対する顧客の評価を分けるものとは何でしょうか。 - 今日のリサーチ:「NPS」の効果を実感、導入企業の8割――IMJ調査
アイ・エム・ジェイ(IMJ)は、「日本企業におけるNPS導入の実態把握調査」の結果を発表しました。 - 【連載】データと調査で“愛されWeb”を作る 第2回:NPSで可視化、そのユーザーは優良顧客? それともただのポイント目当て?
自社のWebサイトがユーザーに愛され、「あのサイト、いいよね」と、他の人にも薦めてもらえるポイントはどこにあるのでしょうか。今回は、顧客の声を聴くためのリサーチ手法「NPS」について解説します。