ニュース
新生銀行、グループ各社の顧客データを一元管理する統合顧客データベース「YUI Platform」を構築:業種の枠組みを越えて真のニーズを把握
新生銀行は、同行グループの個人顧客のニーズ把握とより精度の高い与信提供のため、グループ各社の顧客データを一元管理する統合顧客データベース「YUI Platform」を構築すると発表した。
新生銀行は2018年3月13日、新生銀行グループの個人顧客のニーズ把握とより精度の高い与信提供のため、グループ各社の顧客データを一元管理する統合顧客データベース「YUI Platform」(ユイ プラットフォーム)を構築すると発表した。
YUI Platformは人工知能(AI)基盤、アナリティクス基盤、BIツールなどで構成され、グループ各社の顧客に関する属性情報や勘定取引情報、行動履歴やWebサイトのログなどの情報に加え、各種の政府統計や人口動態に関する情報などのオープンデータを蓄積・分析する。グループ各社の顧客データを一元管理することで、法人格を超えたデータの分析や名寄せによる顧客情報の充実を実現し、機械学習モデルなどの高度なデータ活用を推進する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Teradata PARTNERS Conference 2017」レポート:データの少ない若い企業が「データドリブン」への変革を遂げるには?――住信SBIネット銀行の事例
ネット専業銀行としては比較的若い住信SBIネット銀行が、十分なデータの蓄積を持たない中でデータドリブンな企業に変革できたポイントとは何か。担当者が語った。 - 「Teradata PARTNERS Conference 2017」レポート:「イベントベースドマーケティング」とは何か?――じぶん銀行の事例
金融ニーズの発生を顧客の行動から判断し、最適な金融商品を最適なタイミングで提案する「イベントベースドマーケティング(EBM)」について、じぶん銀行の事例を紹介する。 - 顧客視点のアプローチ実現のために:三菱東京UFJ銀行のデジタルマーケティング、ライフイベントを提案機会につなげるためのデータ活用とは?
ライフイベントに即応した施策の実現へ、メガバンクのデジタルマーケティングを支えるシステムはいかにして進化を遂げたのか。 - 「ネコ会議」「カンフーレストラン」など:“老舗”ネット企業が動画でリブランディング――ジャパンネット銀行の前例なき挑戦
21世紀の幕開けとともに「ネット専業」の看板を掲げてデビューした企業が今、ブランド再生に挑んでいる。年月とともに知名度は上がったが、後発が続々と登場する中、もはやネット専業というだけでは先進的なイメージを訴求できない。どうするのか。 - ブランド戦略としての「学びのコミュニティ」:第3回 銀行が無料のコミュニティスペースを運営するワケ――六本木の「スルガ銀行/d-labo」で夜な夜な教養を蓄える
スルガ銀行(本店:静岡県)が運営する夢研究所「d-laboコミュニケーションスペース」では、実に多彩なセミナーが無料で開催されている。講師はその道の専門家。出入り自由の空間が生み出す付加価値は本業である銀行業にどのような影響を及ぼすのか。「d-labo」のマネージャーである鈴木大介氏に話を聞いた。 - 【連載】海外事例に学ぶマーケティングイノベーション:第1回 金融機関がiPhoneアプリで住宅探しを支援――Commonwealth Bank Australia
金融業界はさまざまな法規制からデジタルとソーシャルの活用が遅れていると思われてきた。しかし、海外では積極的なデジタルイノベーションが起こり、日本でも、モバイルバンクの「じぶん銀行」が口座数140万件を獲得するなど徐々にその広がりを見せている。金融業界におけるデジタルとソーシャルのマーケティングイノベーションを考察する。