スマート農業、Pokemon GO、etc. IoT的未来の進捗どうでしょう?:週刊「調査のチカラ」
人もモノも情報も、全てがインターネットでつながる時代。モバイルゲーム市場の現在からスマート農業の展望まで、既に実現した「未来」を最新の調査データからのぞいてみましょう。
注目の調査
- スマート農業国内市場、2022年度に332億円の規模に
- 全世界のデータ量、IoTデータが非IoTデータの倍速で成長
- 国内で最も遊ばれているモバイルゲームは「Pokemon GO」
- スケジュール管理の6割は「紙メイン」
手帳に忘年会の予定が入り始める季節となりました。最近ではスマートフォンとクラウドを活用したサービスでスケジュール管理をする人が増え、ダブルブッキングやアポイント日時の勘違いも少なくなった……はずですが、実際はどうでしょう。人もモノも情報も、全てがつながるようになりつつある現在、人々は昨日よりも幸せになっているのでしょうか。今回は、調査まとめサイト「調査のチカラ」の8万件超のストックから、IoTや人工知能など、情報革命の最先端にまつわる調査データをピックアップしてみました。
スマート農業国内市場、2022年度に332億円の規模に
農業分野では、生産性向上に向けてロボットやIoT技術の活用に注目が集まっています。矢野経済研究所では、こうした新しい農業の形である「スマート農業」についての調査を実施。2015年度のスマート農業の国内市場規模を97億2400万円と推計しています。内訳は、栽培支援が30億6700万円、販売支援が9億7300万円、経営支援が25億6300万円、精密農業が29億500万円、農業用ロボットが2億1700万円でした。今後の見通しとして、2017年ごろまでは栽培支援が中心となり、2018年度以降は販売支援や経営支援が拡大。その後、農機の無人運転を実現する精密農業が普及する見込みで、2022年度の同市場規模は331億8600万円まで拡大すると予測しています。天候不順の影響で野菜の高値が続く昨今、IoTによって新鮮でおいしい野菜が安定的に供給される日が1日も早く訪れることを願ってやみません。
全世界のデータ量、IoTデータが非IoTデータの倍速で成長
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